宇宙のぞく気球の旅の「トイレ」公表、大きな窓で眺望楽しむ
(CNN) 地球の大気圏と宇宙空間の境目への気球による飛行を計画している米新興企業「スペース・パースペクティブ」は、6時間もの旅には必要不可欠とする、ハイテク気球につり上げられる旅客用のカプセル内に設ける「トイレ」の想像図をこのほど公表した。
米フロリダ州に拠点がある同社の創設者で共同最高経営責任者(CEO)であるジェーン・ポインター氏はCNN Travelの取材に、大きな窓から星空を眺め、地球の「曲線美」を堪能しながら用が足せるトイレと形容。この世のものとは思えない展望が望めるトイレがあってもいい、とも宣伝した。
宇宙近くへの旅行を味わい尽くせる場所となるように設計しているとも説明。旅客は壮大な旅に圧倒される思いをほぼ抱くだろうと予想し、「一人だけになる時間も欲しくなるだろう」と予想。
星空などの眺望が主要な呼び物だが、トイレの窓にはブラインドもつけると指摘。近くにはまず誰もいないだろうからプライバシーの保護と言うより、旅客が用を足す時の気持ちをしんしゃくしての対策とした。そのためトイレの便器自体をソファにし、座れるように配慮したとも続けた。
トイレのデザインは旅行中の心身の健康さを保つ要の場所として、「スペース・スパ」との公式名称をつけることも明らかにした。
この名称は将来的にお湯が満たされる浴槽の付設も意味するのかとの質問は笑っていなしたが、カプセル内部の間取りは変更が可能だともいう。食堂のテーブル配置などもあり得る可能性に触れた。