宇宙のぞく気球の旅の「トイレ」公表、大きな窓で眺望楽しむ
気圧調整されたカプセルは高度約10万フィート(約3万480メートル)の上空への到達を目指す。地球の周回軌道の高さには届かないが、民間航空会社の旅客機の高度をはるかに上回る水準となっている。
同社は、旅客を最多で8人乗せる飛行の開始を2024年末までに実現させることを期待している。ただ、それまでにはまだ解決すべき複数の段階の課題が残っており、具体的な出発日の設定はできない状態にあることを示唆した。
スペース・パースペクティブ社の事業は米連邦航空局(FAA)や米沿岸警備隊の監督下にあり、安全性の確保が最重要課題となっている。同社は試験飛行を早急に実施する意向だという。
旅行代金は12万5000ドル(約1900万円)。既に争奪戦が始まっており、「最初に手に入れたいとの旅客が多くいる」とも述べた。