インドの航空会社、女性が同性の隣に座れるサービスを試験提供
(CNN) インド最大規模の格安航空会社インディゴ航空が、女性がフライトの座席を選ぶ際に他の女性の座席を確認できる機能を新たに導入したことが分かった。
声明によると、同社は、オンラインでフライトにチェックインする女性客にこの機能を試験的に提供している。
2006年に設立された同社は、インドで国内線と国際線を合わせて1日2000便以上を運航している。
同社は声明で「当社はすべての乗客に類いまれな旅行体験を提供することに尽力しており、この新機能はその目標達成に向けた多くの段階の一つに過ぎない」と語った。
同社は女性が他の女性の座席を確認できるようにした理由を明らかにしていないが、フライト中に発生した女性や子どもへの暴行は世界中で定期的に報告されている。
米国では、航空機内での犯罪は米連邦捜査局(FBI)の管轄だ。FBIは4月、機内での性的暴行への認識を高めることを目的とした報告書を発表。報告書によると、FBIは2023年に96件の機内での性的暴行事件を捜査した。
報告書は「機内での性的暴行は通常、ある種の望まない身体的接触を伴い、犯罪者は刑務所行きになる重罪だ」「一般的に加害者は男性で、被害者は女性や同伴者のいない未成年者だ」と述べている。