シーク教寺院銃乱射の容疑者は元陸軍兵士 白人至上主義と関連か
現場となった寺院の指導者は犯行を阻止しようと容疑者に立ち向かったが、撃たれて死亡した。この指導者のおいによると、同容疑者の腕には、米同時多発テロの日付を示す入れ墨があったという。
捜査を率いる米連邦捜査局(FBI)関係者は「動機は特定されていない」とする一方、白人至上主義運動との関連を指摘する情報が寄せられていると語った。
捜査当局によると、同容疑者は犯行に使ったけん銃を合法的に入手していた。ミルウォーキー西郊ウェストアリスの店舗で7月28日に購入し、2日後に現物を引き取ったという。
シーク教徒の男性はひげとターバンを特徴とする外見から、イスラム教徒と混同されることが多い。米国では01年の同時テロでイスラム教徒への不信感が高まるなか、テロ直後から報復と称する攻撃でシーク教徒が狙われる事件が相次いだ。