シーク教寺院銃乱射の容疑者は元陸軍兵士 白人至上主義と関連か
ウィスコンシン州オーククリーク(CNN) 米ウィスコンシン州ミルウォーキー南郊オーククリークのシーク教寺院で5日に起きた銃乱射事件の容疑者は、元陸軍兵士だったと判明した。捜査当局が6日、明らかにした。
地元警察責任者が記者団に語ったところによると、ウェード・マイケル・ページ容疑者(40)は5日、寺院内外で銃を乱射して6人を殺害、4人を負傷させた。警察は同日夜、現場近くにある容疑者の自宅を家宅捜索した。近隣住民らの証言によれば、容疑者は極右バンドのメンバーとして演奏する姿が写真に写っている。
軍当局者によると、ページ容疑者は1971年生まれ。92~98年に陸軍に在籍していた。規律違反を繰り返したとの記録があるものの、軍を名誉除隊している。この前後、飲酒運転などで有罪となった前歴がある。
陸軍時代の友人と名乗る男性によると、同容疑者は当時、非白人への反感を口にし、「人種的聖戦」について語ることもあった。ただ「自分から人に襲いかかるタイプには見えなかった」という。