制限速度を変動式にして渋滞緩和へ 米アトランタのハイウエー
(CNN) 慢性的な交通渋滞を抱える米ジョージア州アトランタの道路に、制限速度を状況に応じて変動させるシステムが導入されることになった。渋滞緩和の効果が期待される。
州交通局によると、州間道路285号線の北半分に、制限速度を表示するための電子標識を設置する。制限速度は時速45~65マイル(約73~105キロ)の範囲で、交通量や気象条件に応じて変動する。
交通局のキース・ゴールデン長官によると、この計画は約3年前から検討されていた。来月には標識の設置工事が始まり、来夏までに稼動する見通しだ。
ゴールデン長官は、渋滞緩和の効果が認められれば同市の他の道路への導入も進めるとの方針を示している。
同様のシステムは、すでにワシントン、バージニア、ワイオミングなどの州のハイウエーに導入され、各州の交通局から効果が出たとの評価を受けている。一般市民からも全体的に好評だという。
一方、テキサス州は今月、州道130号線の流れを良くする目的で、制限速度を136キロまで引き上げた。