養豚場で餌やりの男性死亡、ブタに遺体食べられる 米国
(CNN) 米オレゴン州の養豚場で、ブタに餌をやりに行った男性が死亡しているのが見つかった。遺体は大部分がブタに食べられていたという。
現地からの報道によると、バンス・ガーナーさん(70)の遺体は9月26日に豚房の中で見つかった。この日午前7時半ごろ、ブタに餌をやりに出かけたまま、数時間たっても戻らなかったため、家族が捜したところ、豚房の中でガーナーさんの入れ歯を発見。さらに遺体の部位が複数見つかったが、ほとんどがブタに食べられたあとだったという。
地元の検察は状況の特異性から、ガーナ―さんの死に事件性がないかどうかを含め、あらゆる可能性について調べている。ガーナ―さんが豚房の中で心臓発作を起こした可能性や、ブタにぶつかられて倒れた可能性もあるという。
遺体はオレゴン大学に送られ、専門家が調べているが、状態から判断すると、死因を究明するのは難しいと見られる。
家族によれば、ガーナーさんは昨年、誤って子豚を踏み、メス豚に噛まれたことがあった。ガーナ―さんはかつてベトナム戦争に従軍して心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでおり、農場が生きがいだと話していたという。