オバマ大統領、巻き返すも圧勝はならず 第2回討論会
大統領が実際に語ったのは、テロ攻撃に対する一般的な非難とも取れる言葉であった。政権幹部も含め、最終的にテロ攻撃だったと正確に認めるまでの2週間の間は、動画投稿サイト「ユーチューブ」のビデオに触発された偶発的な抗議行動だと言い張っていた。
ロムニー氏は、クローリー氏が口を挟み、彼女自身の解釈を述べるのを許すべきではなかった。ただ、今回はオバマ政権の失策を追及するチャンスを逃したものの、来週の外交問題に関するテレビ討論会でもう一度チャンスがある。
今までの所、今回の大統領選の流れは、候補者の印象や外見に大きな影響を受けている。
2回目の討論会でオバマ大統領は、1回目からは一定の挽回を果たすことは出来た。しかし、ロムニー氏も1回目に劣らない出来であったため、大統領は最後の討論会に向けて失地回復の努力を続けなければならない。
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本記事は、CNNの契約記者ウィリアム・ベネット氏によるものです。ベネット氏は、共和党政権で教育長官などを務めた経験があります。記事における意見や見解はすべてベネット氏個人のものです。