第2回討論会、タウンホール形式で激突 米大統領選
ワシントン(CNN) 米大統領選を3週間後に控え、民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー候補による第2回テレビ討論会が16日夜(日本時間17日午前)、ニューヨーク州ヘムステッドのホフストラ大学で開催される。
今月3日にコロラド州デンバーで開かれた第1回討論会と異なり、今回は両候補が会場の有権者約80人から直接質問を受けるタウンホール形式。第1回討論会で圧倒的勝利を収めたとされるロムニー氏がその勢いを保つか、あるいはオバマ大統領が巻き返しを果たすかが注目される。
第1回討論会の前に実施されたピュー・リサーチ・センターの世論調査では、討論会でオバマ氏が勝利すると予想した人が51%、ロムニー氏が勝つと答えた人は29%だった。
しかし第2回の勝者予想は、オバマ氏41%、ロムニー氏37%と差が縮まっている。
ロムニー陣営は、同氏が親しみやすい人物として有権者に受け入れられることを最大の目標に掲げる。一方のオバマ陣営は、現職大統領として守勢に回りがちな同氏に、将来への希望を抱かせるような論調を期待する。ただし攻撃的になりすぎれば有権者の反感を買うとの懸念もあり、同氏には微妙なバランスが要求される。
演壇のないスペースを動き回る形式だけに、両氏のひとつひとつの動作が大きな意味を持つ。会場の有権者から想定外の質問が出る可能性もあり、90分間の討論は最後まで目の話せない展開となりそうだ。
討論会は全3回。最終回は22日にフロリダ州で予定されている。