父子3人を連続強盗容疑で逮捕、7件に関与か 米テキサス
(CNN) 米テキサス州フォートベンド郡の保安官事務所は19日までに、同州南部で起きた2件の銀行強盗に関与した疑いで、50歳の父親と息子、娘の3人を逮捕した。3人はオレゴン州で起きた5件の銀行強盗にもかかわった疑いが持たれている。
逮捕されたのはロナルド・スコット・キャット容疑者(50)と、息子のヘイデン・スコット・キャット容疑者(20)、18歳の娘の3人。
保安官事務所によると、10月1日に同州ケイティの信用組合で強盗があり、付けひげで変装した若い男と、防塵(ぼうじん)マスク姿の年配の男が防犯カメラに映っていた。2人ともサングラスを着用して帽子をかぶり、オレンジ色の作業ベスト姿だった。この2人が銀行内で銃を突き付け、金庫から現金を取り出す写真も報道陣に公開されていた。
その後の調べで、犯人が着ていたオレンジ色のベストが近くのホームセンターで売られていたことが判明。10月の強盗事件と8月に起きた別の強盗事件の間に、車のナンバープレートが盗まれていたことも分かった。8月の事件でも、犯人の男2人はマスクやベストを着けていた。
警察はホームセンターの映像などを調べた結果、銀行の監視カメラに映っていた男をロナルド、ヘイデンの両容疑者と断定し、11月9日に2人を逮捕。事件の際に運転手役を務めた疑いで娘も逮捕した。
さらに、キャッツ一家がオレゴン州ポートランドで起きた5件の銀行強盗にもかかわった疑いがあるとみて、同州の警察にも情報を提供した。