NY警官の「心温まる行為」がネットで話題に
CNNの取材に対しデプリモ警官は、「男性が気になってしかたなかった」と述べた。裸足には手と同じくらいの大きさの水ぶくれができていたという。靴下は要らないかと聞くと、男性は「いらない。でも尋ねてくれてありがとう」と言ったという。デプリモ警官は本人からサイズを聞きだし、近くの靴店で冬用のブーツを買い求めた。店の人は事情を察して従業員価格で売ってくれたという。ホームレスの男性はブーツを贈られると、「満面の笑み」で感謝の気持ちを伝えてきたという。
ネットで話題になる中、「男性が警官をだまして靴をせしめたのだ」と言う人もいる。だがデプリモ警官は、「もし自分のしたことが、誰かが別の人に親切をしてあげるきっかけになるようなら、私は夜いい気持ちで眠れると思う」と語った。
デプリモ警官はまた、自分たち警官が誰を守ろうとしているのか忘れないために、靴店のレシートを防弾チョッキの中にしまい、いつも持ち歩いているという。