弾倉を手にインタビュー、テレビ司会者に違法行為の疑い 米
(CNN) 米NBCテレビの司会者、デービッド・グレゴリー氏が報道番組で、「ここに30発入る弾倉がある」と手で示しながらインタビューしたことについて、違法行為だったとの疑いが浮上し、警察が捜査に乗り出している。
番組はワシントン市内のスタジオから23日に放送された。ワシントンの条例では、10発を超える大容量の弾倉を所持することが禁止されている。
グレゴリー氏は全米ライフル協会(NRA)の幹部、ウェイン・ラピエール氏に弾倉を見せ、「これをなくして5発とか10発の弾倉しか入手できないようにすれば、銃乱射による犠牲者の数を減らせるのではないか」と問い掛けた。
同氏の手にしていた弾倉が本物だったかどうかは確認されていない。警察の報道官はCNNの取材に対し、事件は捜査中とだけ答えた。
コネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件を受けて銃規制への機運が高まるなか、オバマ大統領は大容量弾倉の販売を禁止する措置などに言及している。一方、ラピエール氏は同番組で、大容量弾倉を禁止したところで「なにも変わるとは思えない」と主張した。