米国務長官にケリー氏、上院が承認
ワシントン(CNN) 米上院は29日、クリントン国務長官の後任にケリー上院議員が就任する人事を承認した。オバマ政権2期目の主要閣僚人事で初の承認。
上院本会議での採決は賛成94、反対3の賛成多数。共和党議員3人が反対票を投じた。これに先立ち、上院外交委員会は全会一致でケリー氏の就任を承認していた。
ケリー氏はマサチューセッツ州副知事を経た後、同州選出の上院議員となり、2004年大統領選では民主党候補に選ばれた。4年前から上院外交委員長を務めてきた。
オバマ大統領は先月、クリントン国務長官の後任として同氏を指名していた。大統領は上院での承認を受け、「ベトナム戦争での功績から米国の国際指導力を支えてきた上院での数十年に至るまで、ケリー氏は今後の米外交を導く立場にふさわしい立派な経歴を持つ」「(同氏は)世界の指導者に一目置かれる存在であり、民主、共和両党の上院議員から信頼されている。素晴らしい国務長官となることを確信している」と述べた。