誤って「釈放」の殺人犯を拘束、3日間逃走 米シカゴ近郊

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(CNN) 米イリノイ州クック郡の保安官事務所は2日、シカゴで先月29日、当局の不手際で誤って釈放されていた殺人罪で服役中の男の受刑者が1日夜、シカゴ近郊で拘束されたと発表した。

逃走は3日間にわたったが、スティーブン・ロビンズ受刑者(44)の家族や友人に事情を聴くなどとして潜伏場所を突き止めた。捕まった場所は、シカゴから約97キロ離れたカンカキー市。

同受刑者はインディアナポリスで2002年5月に起きた当時21歳の男性射殺事件で殺人罪に問われ、禁錮60年の判決を受けていた。被害者は受刑者と妻の路上でのけんかの仲裁に入り、撃ち殺されていた。

今回の「釈放」は、ロビンズ受刑者が武器や薬物所持関連の別件の公判のため収監先のインディアナ州の刑務所からシカゴの裁判所に出廷後に発生。別件での訴追は取り下げられ、受刑者は刑務所に戻される予定だったが、裁判所やシカゴの治安当局が誤って釈放する失態を犯していた。

インディアナ州の矯正施設行政当局によると、間違って釈放した原因は不明。シカゴの当局が調べているという。

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