逃走中の元警官、小屋にたてこもりか 保安官代理2人死傷 米
犯行を予告する声明文ではLAPDの「人種差別と腐敗」を非難し、自身の名誉を回復してLAPDに復しゅうするための「最終手段」として「戦争を仕掛ける」と宣言。犯行の標的として、警官やその家族ら数十人の名前を挙げていた。
同容疑者は今月3日、自身の解雇処分にかかわった警察関係者の娘と婚約者を殺害し、7日にはさらに警官1人を殺害、2人を負傷させた疑いが持たれている。
警察は容疑者の行方を追って、地域史上最大規模とされる捜索作戦を展開していた。LAPDの報道官は12日、市民から寄せられた情報が1000件を超えたと述べた。ロサンゼルス市が10日に100万ドルの懸賞金を出すと発表した後、情報提供は一気に5倍に増えたという。
捜索は、ドーナー容疑者のトラックが焼け焦げた状態で見つかったビッグベアーレーク付近を中心に行われたが、容疑者がカリフォルニア州を出てネバダ州やメキシコへ逃げた可能性も指摘されていた。