ビンラディン殺害の「武勲」の元米兵 年金や保険ない生活苦
(CNN) 米誌エスクワイアは16日までに、米海軍特殊部隊SEALが2011年5月にパキスタンで実行した国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦に加わり、同容疑者の頭部に3発の銃弾を浴びせた元隊員が妻と別れ、定職や年金もない苦渋に満ちた日常生活を送っていると報じた。
ジャーナリストのフィル・ブロンシュタイン氏が同誌3月号への寄稿で明らかにした。
記事は「オサマ・ビンラディンを殺した男の失敗」との趣旨の見出しが付けられ、殺害作戦の実施方法や作戦に参加した隊員らの「その後」にも触れた。殺害作戦はSEALの「チーム6」が実行していた。
記事はこの元隊員を「Shooter」との呼び名で紹介。パキスタン北部アボタバードの潜伏先の寝室にいたビンラディン容疑者の額部分に3発浴びせたのは、たまたまそういう展開に居合わせたためだったとも述べた。