ビンラディン殺害の「武勲」の元米兵 年金や保険ない生活苦
ビンラディン容疑者殺害では、作戦に直接参加したとされるSEAL隊員が仮名で内幕を描いた書物「No Easy Day」を出版し、上官らから批判される一幕もあった。この隊員の実名は後で暴露されてもいた。
米海軍はブロンシュタイン氏の記事について、主張を裏付ける情報を持っていないと指摘。「兵士らの安全確保や、民間生活への適応を支援する責任を重く考えている。(今回の記事の中で紹介された)特定の例に関するより多くの情報がない中で、我々が提供する民間生活への適応プログラムがどの程度成功したのかを決めるのは難しい」と説明している。
また、米海軍の特殊作戦司令部のパイバス司令官(少将)は15日、この元隊員が健康保険を失ったことについて不満を抱いているとの記事内容について、「除隊前、相談は受けていたはずだ」と反論。米退役軍人省も除隊と同時に保険を失ったとの経緯を疑問視した。