9歳少年ラッパーのビデオ、児童福祉当局が調査 性や麻薬テーマに歌う
(CNN) 9歳の少年が性や麻薬をテーマに歌うラップ・ミュージックのビデオを巡り、米マサチューセッツ州の児童福祉当局が調査を開始した。
少年はルイ・リベラ・ジュニア君(9)。「リル・プーピー」の芸名で動画共有サイト「ユーチューブ」などのビデオに登場し、ラップを披露している。コカインを意味する「Coke」は「悪い言葉じゃない」と繰り返すほか、スポーツカーに乗ったり札束をかざしたり、女性の尻をたたいたりする場面が続く。
別のビデオではナイトクラブを舞台に、共演の女性が挑発的なポーズで踊っている。
同州ブロックトンの警察が市民からの通報を受け、児童虐待などを扱う州児童家庭局に連絡した。同局の報道担当者は調査に乗り出したことを認めたが、詳細は明らかにしていない。
ルイ君は、モロッコ系ラッパーのフレンチ・モンタナが率いるグループ、コーク・ボーイズのメンバーだという。父親のルイス・リベラさんはCNN系列局とのインタビューで、「息子は何も悪いことをしていない」と話した。