「誘拐された」自ら通報、行方不明女性3人を10年ぶり発見 米
(CNN) 2002年から04年にかけて別々に行方不明になった若い女性3人が6日、オハイオ州クリーブランドで一緒にいるところを発見された。クリーブランド警察は、この事件に関連して52歳の男を逮捕したことを明らかにした。
発見されたのはアマンダ・ベリーさん、ジーナ・ディジーザスさん、ミシェル・ナイトさんの3人。報道などによれば、ベリーさんは03年、ディジーザスさんは04年、それぞれ10代だった当時に行方不明になり、ナイトさんは02年から行方が分からなくなっていた。
警察によると、3人とも元気そうな様子だという。
3人が見つかった現場近くにおばが住んでいるというアンジー・ガルシアさんによると、ベリーさんが6日に家に駆け込んできて、おばに事情を話して電話を使わせて欲しいと頼み、緊急通報ダイヤルに電話した。この時のベリーさんはかつらを着けていたという。
ベリーさんが通報した時の音声は6日夜に公開された。この中でベリーさんは、緊張した様子で「私は誘拐されて、10年前から行方不明になっています」と助けを求めている。
ガルシアさんは、通りを隔てた民家からこの女性たちと幼い子ども2人が出てきたと話し、「私たちはいつも外にいたけれど、それまで見かけたのは男性ばかりで、女の子は見たことがなかった」と話している。
クリーブランド市のフランク・ジャクソン市長は「今回の事件についてはまだ分からないことが多く、引き続き捜査を続ける。若い女性3人が生きて見つかったことに感謝する」と語った。