13人死亡の米軍基地乱射、被告が犯行認める

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米軍基地乱射事件、軍事法廷が開廷

テキサス州フォートフッド(CNN) 米テキサス州フォートフッド陸軍基地で2009年に起きた軍精神科医による銃乱射事件を審理する軍事法廷が6日、開廷した。ニダル・ハサン被告は冒頭で「証拠が示す通り、私が銃撃犯だ」と供述した。

同被告は兵士らが健康診断を受けていた基地内の施設で突然銃を乱射し、13人を殺害、32人を負傷させたとして、軍事法廷に起訴された。有罪となれば死刑を言い渡される可能性がある。

ハサン被告は陪審の前で「われわれイスラム聖戦士は完璧な宗教の確立を目指している」と話す一方、「この件で過ちを犯したことを謝罪する」と述べた。

同被告は米国生まれのパレスチナ系米国人で、当時アフガニスタンへの派遣が予定されていた。検察側は、イスラム教徒の同被告が次第に過激化し、「できるだけ多くの米兵を殺害することが任務だ」と思い込むに至ったと主張する構えだ。法廷では、同被告に撃たれて重傷を負った生存者らが証言に立つ。

審理は昨年3月に始まる予定だったが、同被告が判事からの命令を拒否してひげを伸ばし続けた問題などをめぐり、延期が繰り返されていた。

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