米当局、ベンガジ領事館襲撃でリビア民兵指導者を起訴
ワシントン(CNN) 昨年9月にリビア東部ベンガジの米領事館が襲撃を受け米大使ら4人が死亡した事件で、米当局が同国の民兵組織指導者らを起訴したことが分かった。捜査状況の説明を受けた情報筋が明らかにした。
同事件の捜査は現在も進行中で、これが初の起訴となる。起訴されたのはアハメド・アブ・カッタラ被告など。起訴状は非公開で罪状についての情報は得られず、公開の時期や被告逮捕の見通しは不明だ。
カッタラ被告は最近のCNNとのインタビューで、当時現場の領事館にいたことを認める一方、事件への関与は全面的に否定。リビア当局や米連邦捜査局(FBI)の事情聴取も受けていないと述べていた。
事件をめぐっては、領事館の警備態勢の甘さや米政府による対応の遅れ、事後分析結果の隠ぺい疑惑などに批判が集中。ホルダー司法長官は議会で迅速な捜査を約束したが、野党共和党議員らはその後も進展が遅いと不満を示していた。