警官が銃所持の14歳少年を射殺 米ニューヨーク
(CNN) 米ニューヨーク市警によると、同市ブロンクスで4日未明、路上で銃を発砲したとみられる14歳の少年が制服の警官に射殺された。少年は銃を捨てるよう命じた警官に従わなかったという。
同日午前3時ごろ、2人組の警官が銃声を聞いてその方角へ向かったところ、道路の真ん中を走って逃げる男性が見えた。けん銃を持った少年がその後を追いかけてきた。2人は警官を名乗って銃を捨てろと命令したが、少年が従わなかったため、一方の警官が発砲。少年は下あごに銃弾を受け、現場で死亡が確認された。現場からは口径9ミリの半自動式けん銃が回収された。
警官2人は近くの病院で手当てを受けた。それぞれ26、27歳で、今年1月から同市警に勤務していた。同市警のケリー本部長は4日夜の記者会見で、防犯カメラがとらえた現場の映像を公開した。
現場は特に犯罪発生率の高い地区に指定され、多数の警官が配置されている。昔からの住民の1人はCNN系列局に「この通りでは刺殺、銃殺事件が日常茶飯事。警察はよくやっているが、とにかく銃が多すぎる」と話した。