スカイダイビング失敗で1人死亡、1人重体 米ミシシッピ州
(CNN) 米ミシシッピ州ラマー郡の保安官は4日、スカイダイビングをしていた2人組のパラシュートが開かず、インストラクター(66)が死亡、もう1人が重体となったと明らかにした。
事故が起きたのは、インストラクターと体験者が1つのパラシュートを使う「タンデムジャンプ」の降下中。2人は単独の3人とともに飛行機から飛び降りた。
インストラクターの遺体は、着地予定だった飛行場から約1.6キロ離れた林間の沼地で発見された。もう1人の身元は公表されていないが、骨折と頭部外傷で重体とされる。
地元捜査当局者によると、事故当時の天候は良好だった。グループのメンバーは降下中、インストラクターが使っていたロープなどの器具になんらかのトラブルが起きたことを認識したが、着地後に初めて事の重大さに気付いたという。
地元当局は事故の原因を詳しく調べる構えだ。パラシュートの装備や操作に問題がなかったかどうか、連邦航空局(FAA)が調査する。インストラクターの死因については5日に司法解剖が行われる。