審判殴ったサッカー少年、傷害致死で有罪認める 米
(CNN) 米ユタ州ソルトレークシティー近郊で開催された少年サッカーの試合中、審判が選手に殴られて死亡した事件で、傷害致死罪に問われた同選手が5日、有罪を認めた。
法廷で罪を認めたのは17歳の少年。名前は公表されていない。ソルトレーク郡地裁の判事は禁錮3年の刑を勧告した。また、少年が収監中に審判の写真を携帯すること、遺族あてに毎週、更生の過程を報告する手紙を書くことを命じた。
事件では今年4月、中南米系少年のサッカーリーグで審判を務めていたリカルド・ポルティージョ氏(当時46)が少年の反則を指摘し、イエローカードで警告した。少年は判定に腹を立て、同氏の顔面を殴った。同氏は搬送先の病院で脳の内部に重大な損傷を受けていたことが判明。重体のまま回復せず、7日後に亡くなった。
メキシコに住むポルティージョ氏の娘は5月、CNNとのインタビューで「立ち直るには時間が必要。今はまだ少年を許すことができない」と話していた。