3歳児が自分の頭を誤射し死亡 米
(CNN) 米ミシガン州で18日、3歳の男児が自宅にあった銃を誤って自分の頭に向けて発射し、死亡した。
現場はオハイオ州境に近い町ダンディーの民家。デーモン・ホルブルックちゃん(3)は、一家と同居する友人が所有する40口径の拳銃をクローゼットの床で見つけ、誤って発射したとみられる。
友人は拳銃携帯許可証を取得していた。拳銃には弾丸が入っていたが、ロックはかかっていなかった。家の中には当時、ほかに3人の子どもがいたという。
拳銃の所有者であるグリーンヒル容疑者は拳銃の取り扱い不注意の罪で最大禁錮2年、罰金2000ドル(約19万5000円)を科される可能性がある。地元警察責任者は記者団に、より重い罪状での起訴も検討していると述べた。
デーモンちゃんの父、ブライアン・ホルブルックさんは交流サイト(SNS)のフェイスブックで、市民が武器を持つ権利を定めた合衆国憲法修正第2条を「今でも支持する」としたうえで、「どうかまず銃にロックをかけ、子どもの手の届かない場所に置いてほしい」と呼び掛けた。
幼い子どもによる銃の事故としては、テネシー州で今年4月、48歳の女性が4歳の男児に撃たれて亡くなった。数日後にニュージャージー州で、6歳の男児が遊び相手の4歳児に頭を撃たれて死亡。5月にはケンタッキー州で、5歳の男児が誕生祝いに贈られた銃を2歳の妹に向けて発射して死なせる悲劇が起きた。
米疾病予防センター(CDC)の統計によると、2001~10年には銃の事故で14歳以下の子ども703人が死亡した。