小型機から乗客が落下、高度550M 米
(CNN) 米南部フロリダ州の警察は15日、同州マイアミ市近くの海岸上空を飛行していた小型航空機から搭乗者の男性1人が落下もしくは飛び降りたとみられる騒ぎがあり、男性を捜索していることを明らかにした。
同機は単発エンジンのプロペラ機で、14日午後に非常事態を管制塔に連絡した。同機にはこの男性と操縦士の2人が乗っていた。事故による落下か故意の行為なのかは不明としている。捜査には殺人担当部署も加わっている。
管制塔との交信内容によると、操縦士は男性が後部ドアを開き、落ちたと報告。ただ、パイロットは当初、男性が落ちる前、航空機のドアは少し開いていたとも説明していた。男性は42歳で、同州キービスケーンに居住。
落下が起きたのは海岸部から約3.2キロ離れた高度約549メートルの空域。地元警察はこの高さからの落下では生存の可能性はほぼないとみている。
米連邦航空局(FAA)によると、同機は私有機で、騒ぎがあった後、近くの空港に着陸した。操縦士もしくは落ちた男性が同機の所有者なのかは不明。