子ども病院の集中治療室に武装した男、警官に撃たれ負傷 米
(CNN) 米ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外の子ども病院で14日、新生児集中治療室に銃を持った男が侵入し、警官が男に発砲して負傷させる事件があった。
ミルウォーキー郡の捜査当局によると、警官は指名手配中の容疑者の男を追って子ども病院に入り、集中治療室で男が赤ん坊を抱いているのを発見。警官が近づくと男は赤ん坊を降ろし、おとなしく従う様子を見せたが、次の瞬間に短銃を取り出し、廊下を走って逃げたため、警官が男に向けて発砲した。
警察によると、男は腕を撃たれた後も、複数の警官を相手に抵抗を続けた。ほかにけが人はなかったという。
警官が容疑者を発見した時点では、この男と抱いていた赤ん坊との関係も、男が銃を持っているかどうかも分かっていなかったと当局は説明。病院内で発砲した経緯については警察が調査中だが、「こうした状況では、事態が急展開する中で危険人物を拘束するために最善の判断を下さなければならず、必ずしも規則本通りにいくとは限らない」と話している。
容疑者が新生児集中治療室にいた理由は分かっていない。病院は事件後一時的に封鎖されたが、同日中に封鎖は解除された。