バージニア州上院議員、自宅で刺され負傷 息子は自殺か
(CNN) 米バージニア州のクレイ・ディーズ上院議員(55)が19日朝、自宅で刺されて負傷した。一緒にいた息子(24)は銃撃による傷で死亡した。州警察は息子がディーズ氏と争った後自殺したとみている。
地元警察が同日午後に発表したところによると、ディーズ氏は頭や体を繰り返し刺された。家の中には当時この2人しかおらず、同氏は息子と言い争いになっていたという。州警察の報道担当者は「殺人未遂および自殺として捜査している」と述べ、ほかに容疑者がいる可能性はないとの見方を示した。
ディーズ氏は一時重体に陥ったが、同日午後の時点で容体は安定している。刺された後、家から出て歩いているところを近くに住むいとこが見つけた。病院へ運ばれる前後も意識はあり、捜査当局者と言葉を交わしたという。
同氏はバージニア州政界の有力者で、2009年には知事選に出馬した。息子は07年から在籍していた大学を先月退学。18日に精神保健上の問題で強制検査を受けたが、地域の精神病棟に空きがなかったため帰宅していたとの情報もある。