米上院も予算案可決 政府機関の閉鎖回避へ
ワシントン(CNN) 米上院は18日、超党派での財政合意に基づく2015年秋までの2年間の予算案を賛成64、反対36の賛成多数で可決した。下院は12日に可決しており、オバマ大統領の署名を経て成立する。
民主党のマリー上院予算委員長と共和党のライアン下院予算委員長は10日、歳出強制削減措置の緩和など与野党双方の主張を取り入れた妥協案で合意。これに基づく予算案は先週、共和党が過半数を占める下院を賛成332、反対94で通過していた。
上院では下院ほどの票差は開かなかったものの、民主党議員の多くとジョン・マケイン氏ら共和党議員9人が賛成票を投じ、可決に必要な51票を上回った。
今年10月の政府機関閉鎖は国民から大きな反発を受けた。来年秋に行われる中間選挙をにらみ、両党とも再び政府機関が閉鎖するのを避けたい意向で、予算案は15年度の歳出についても定めている。