オバマ氏、中国大使にボーカス氏指名 経済関係強化に期待
(CNN) オバマ米大統領は20日、新たな駐中国大使に上院財政委員長を務めるマックス・ボーカス上院議員(72、モンタナ州選出)を指名すると発表した。民主党の重鎮で、上院の承認を経て正式に就任する。
辞任の意向を表明していたゲーリー・ロック大使の後任となる。
オバマ氏はホワイトハウスが発表した声明で、ボーカス氏は過去20年以上、米中関係の強化に尽力してきたとし、締結に協力した経済協定は数百万人規模の雇用創出や米国経済に数十億ドル相当の恩恵をもたらしたと強調。
中国大使という新たな役割で米中関係の進展を築き得る完璧な適任者と評した。
ボーカス氏も声明を発表し、米中関係は世界で最も重要な2国間関係の1つと主張。承認を得て駐中国大使に就任すれば、外交、経済両面で相互関係をさらに強固にさせることが目標と述べた。
上院議員を6期務めているボーカス氏は今年4月、来年の中間選挙に出馬せず、引退する考えを表明していた。初当選は1978年だった。