フランシスコ法王、米信者に高い人気 世論調査
(CNN) 世界のカトリック信者約12億人の頂点に立つローマ法王フランシスコ(77)が米国で高い支持を得ていることが、CNNとORCインターナショナルが24日に発表した世論調査で分かった。
それによると、回答者のカトリック信者のうち88%がフランシスコ法王の実績を評価すると答え、ほぼ4人中3人が法王に好感を持っていると回答した。米国人の法王に対する好感度としては過去最高。
人工妊娠中絶や同性愛といった問題に関心を向けていることについてもほぼ3分の2が評価したほか、85%は法王を「極端なリベラルでも極端な保守でもない」と評し、「現代社会に沿っている」も86%に上った。
これに対して2003年の調査では、当時のローマ法王ヨハネパウロ2世について、半数強が「時代遅れ」との見方を示していた。
教会での女性の役割については、女性の役割は拡大すべきだが司祭にはなれないとするフランシスコ法王の立場を6割強が支持。教会の性的虐待問題を巡る対応も6割強が評価している。
フランシスコ法王は2013年にインターネットで最も話題になった人物であり、米誌タイムと同性愛者向け雑誌のアドボケートが「今年の人」に選んでいた。
調査は12月16~19日にかけてカトリック信者191人を含む全米の成人1035人を対象に実施した。