米東岸で大雪 欠航相次ぐ、ホワイトハウスも休業
次の寒波がカナダから南下してきている。国境付近では気温がマイナス23度くらいまで下がり、グレートプレーンズ(大平原)北部の州からミズーリ州北部にかけてはマイナス30~40度まで下がると見られる。
ミシガン湖上空の湿気が寒気と混ざり、シカゴ都市圏では局地的な吹雪により約25センチの積雪を記録している。またフィラデルフィアでも毎時約1.5センチの大雪で、21日に予定されていた米アイスホッケーリーグ(NHL)の試合が延期となった。
デラウェア、ニュージャージー、ニューヨークの3州の知事は非常事態を宣言した。ニューヨークではすでに25センチの積雪があり、21日夜に1700台以上の除雪車が除雪を行う予定だ。
フィラデルフィア国際空港では、サウスウェスト航空が21日午後の発着便をすべてキャンセルした。他の主要空港でも欠航が相次いでおり、ニューヨーク市のラガーディア空港では午後4時以降の便はなく、予定していた690便すべてが欠航となった。
航空情報サービスサイトのフライトアウェアによると、21日午後までに全米で2900便以上が欠航になったという。