86歳男が孫に発砲、その恋人を射殺し自殺 米NY市
(CNN) 米ニューヨーク市の捜査当局筋は29日、同市のスタテン島の民家周辺で28日、86歳男性が孫の男性とその恋人の女性に発砲した後、自らの頭部を撃ち、自殺を図る事件が起きたと述べた。
47歳の孫は頭部を撃たれ重傷。28歳の恋人も同じく頭に銃撃を受け、搬送先の病院で死亡した。
男性の娘の家の所有権を巡る対立が原因とみられる。捜査筋によると、孫は同島にある母親の自宅を恋人と共に奪い取ることを狙っていた可能性があり、容疑者は娘が不当に扱われていたことに不満を抱いていたという。
容疑者はスタテン島にある娘の自宅近くにあった自らの車の中で重体となって発見され、運ばれた病院で死亡した。孫は娘の自宅外で、恋人は家内でそれぞれ見付かっていた。娘は息子、その恋人と一緒に住んでいた。
事件が起きた際、娘が在宅していたのかは不明。家内で生後4カ月の乳児が見付かり、児童保護当局に預けられた。乳児にはけがはなかった。
警察の調べによると、容疑者は孫が娘の自宅に近づいた際に発砲。その後、家内にいた恋人も撃ち、車で数ブロック移動し、自殺を試みていた。
事件現場の隣人は地元のCNN系列局に、容疑者の娘の家は多くの問題を長年にわたり抱えていたと証言した。