オバマ米大統領が自虐ジョーク連発 恒例の記者夕食会
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は3日夜、毎年恒例となっているホワイトハウス記者クラブ主催の夕食会で、昨年スタートした医療保険制度改革(オバマケア)のウェブサイトで技術上のトラブルが続出したことなどをネタに、自虐的なジョークを連発した。
オバマ大統領は過去1年を振り返る演説の中で、オバマケアの柱となったオンライン手続きサイト「HealthCare.gov」がシステム障害で大混乱に陥ったことに言及。
自身が1期目の大統領選に勝利した2008年のスローガンは「Yes We Can(イエス・ウィー・キャン)」だったのに対し、昨年のスローガンは、コンピューターの画面が固まって「フリーズ」状態に陥った時などに使う再起動のコマンド、「Ctrl-Alt-Del(コントロール・オルト・デリート)」だったと話して笑いを誘った。
また、ディズニー映画の新作「Frozen(邦題・アナと雪の女王)」のタイトルがコンピューターのフリーズ状態を示す言葉でもあることから、オバマケアのシステム障害が「今年最大のヒット映画になった」と胸を張ってみせた。
オバマ大統領はまた、政権に批判的な保守系の政治家やメディアにも反撃を仕掛けた。