米サーカス、装置が落下し出演者ら負傷 11人入院
(CNN) 米ロードアイランド州プロビデンスで4日、サーカスショーの最中に装置が故障し、宙吊りで曲芸をしていた出演者の一団が落下した。地元の病院によると、負傷者11人が入院し、うち1人は重体となっている。
ショーは米サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」の新作「レジェンズ」。出演者を本人の髪で吊り下げるための装置が故障したとみられる。
サーカス団の報道担当者によると、出演していた女性8人が約7~10メートルの高さから落下し、地上にいた出演者1人も負傷した。観客にけがはなかったという。
観客席で見物していた男性(23)は「最初は演出の一部だと思った」と話した。
報道担当者がCNNとのインタビューで語ったところによれば、この装置はレジェンズの興行が始まった今年2月以降、毎週何度も使われてきた。ショーの安全性については専門の部署が常に確認しているという。リングリング・ブラザーズは地元当局と共同で、原因などを詳しく調べている。
この会場でのショーは1日から5日の日程で開催されていた。4日に予定されていた残り2回のショーは中止となった。