下院共和党のナンバー2、茶会系にまさかの敗北 州予備選

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エリック・カンター氏。予備選でまさかの敗北となった

エリック・カンター氏。予備選でまさかの敗北となった

(CNN) 今秋の米中間選挙に向け、バージニア州で10日、共和党下院候補を決める予備選挙が実施された。第7選挙区で下院共和党のナンバー2、エリック・カンター院内総務が草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」系の候補者に敗れる波乱があり、党内に衝撃が走っている。

州当局の発表によると、開票率99%の時点でカンター氏の得票率は44%。ティーパーティー系の新人、デービッド・ブラット候補が56%の票を獲得した。投票率は低調だった。

カンター氏は敗北を宣言する一方で「残念な結果だが、私はこの国を信じている。われわれには次のチャンスがあるはずだ」と述べた。

専門家らはこの結果に驚きを示している。「共和党内ではこれを機に右派が勢いを取り戻し、主流派との溝を埋めることは困難になる」との見方もある。

ブラット氏は大学の経済学教授。カンター氏を「大企業寄りで有権者に背を向けている」と批判し、「主流派に挑む草の根保守派」として選挙戦を展開した。

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