米が対ロシア追加制裁、金融や防衛など 日・EUも同調
ドネツク(CNN) ウクライナ政府と同国東部の親ロシア派勢力が衝突を続けるなか、米国と欧州連合(EU)は29日、ロシアが流血に加担しているとして同国への追加制裁を表明した。日本も資産凍結などの追加制裁措置を発表した。
オバマ米大統領は同日、ホワイトハウスで「ロシアがこのままの道を進むなら、同国が支払う代償は大きくなるばかりだ。米国は言ったことを実行する。世界の人々の権利と自由のために、国際社会の力を結集して立ち上がる」と述べた。
米財務省によると、追加制裁の対象にはモスクワ銀行など銀行3行が含まれる。オバマ大統領は、ロシアの防衛、エネルギー、金融業界が標的になると述べた。
大統領は「ロシアの選択、特にプーチン大統領の選択が招いた結果だ」と語る一方で、「これは新たな冷戦でない」と強調。ロシアによるウクライナへの干渉という問題に特化した対応だと主張した。