米輸送機の車輪格納部から男性の遺体、密航者か
(CNN) ドイツのラムシュタイン米空軍基地で、西アフリカなどを回って帰還したC130輸送機の車輪格納部から、若い黒人男性とみられる遺体が発見された。米国防総省のカービー報道官が29日、明らかにした。
同報道官によると、遺体は27日夜、着陸後の詳細な機体点検で見つかった。アフリカ出身者の可能性があるという。
機体の飛行に影響はなく、前後の通常点検では発見されていなかった。
同機はラムシュタイン基地から出発し、8日間でセネガル、マリ、チャド、チュニジアとイタリアに停泊して米アフリカ軍司令部の作戦を支援した。
男性がいつ、どこで車輪格納部に潜入したのかは不明で、死因も調査中。セネガルとマリでは現在、エボラ出血熱の感染が拡大しているが、遺体を検査した結果、伝染性の病原体は検出されなかった。