エボラ対策の支援強化へ、兵士増派 米国
(CNN) オバマ米大統領は16日、西アフリカのエボラ出血熱流行を食い止めるため、米軍の派遣を含む大幅な支援強化に乗り出すと発表した。
支援策には現地に派遣する米軍要員の3000人増員のほか、病院建設資材や医療物資などの提供、医療従事者の増員などを盛り込んだ。
米アフリカ陸軍のダリル・ウィリアムズ司令官は16日にリベリアに到着した。病院の増設や支援物資の供給、医療従事者の増員に向けた後方支援活動を指揮する。
また、米国は医療従事者の研修施設を開設し、専門家が週に最大で500人の医療従事者を対象に、患者の見分け方や看護の方法について講習を行う。
国際開発庁(USAID)は家族を看護する市民向けに、消毒剤や手袋などが入った救急セット40万点を提供する。