米でエボラ発症の男性、最初は渡航歴見過ごされ帰宅
テキサス州ダラスの市長は、この男性が約20人と接触していたことを確認したと語った。CDCのチームがダラス入りして男性と接触した可能性のある人を特定する作業を進めている。
接触が確認された人の中には学校に通う子ども5人も含まれる。この5人は自宅で経過を観察しているが、休校などの措置は取っていないという。
ユナイテッド航空の広報はCDCからの情報として、男性が同航空を使って米国に来たと話していることを明らかにした。ベルギーのブリュッセルから米ワシントンのダレス空港を経由して、9月20日にダラスのフォートワース空港に到着したと思われる。
同航空はCDC長官の話として、「患者が使った便で感染するリスクはない。発症したのは到着してから数日後であり、旅行中に人を感染させる恐れはなかった」と強調した。
エボラが流行しているリベリア、ギニア、シエラレオネからの渡航者は全員、出発前と到着後に検査を受ける。しかし男性の場合、具合が悪くなったのは米国に到着してから数日後だったと話していることから、検査には引っかからなかったと思われる。