共和党、上下院とも過半数獲得 米中間選挙
ワシントン(CNN) 米中間選挙は4日投開票され、CNNの予想によると、野党・共和党が上院でも過半数を獲得する見通しとなった。
共和党からはまず、ケンタッキー州でミッチ・マコネル上院院内総務が6期目の当選を確実にした。続いて与党・民主党の現職がいるアイオワ、コロラド、モンタナ、サウスダコタ、アーカンソー、ウェストバージニア、ノースカロライナの各州で勝利し、これで7議席を奪った。
上院の現有議席は民主党55(2議席は無所属だが民主系)、共和党45。共和党が過半数を握るには、改選36議席のうち6議席以上を獲得する必要があった。
共和党はさらに、無所属の候補が現職を脅かしていたカンザス州、民主党が奪取を狙っていたジョージア州でも議席を守った。
これに対して民主党は、議席維持が確実視されていたバージニア州でも苦戦を強いられている。
接戦州のルイジアナ州では得票率50%を超える候補者がなく、同州の制度に従って決選投票が実施される見通しとなった。
共和党はすでに下院で過半数を確保し、民主党との議席差をさらに広げる見通し。オバマ大統領は残り2年の任期中、上下両院を野党に支配されることになり、求心力が一層低下するのは避けられない状況だ。