米中間選挙の投票始まる、停電などトラブルも
ワシントン(CNN) 米中間選挙は現地時間4日、投票日を迎えた。一部の投票所で停電や荒天の影響が報告されている。オバマ大統領の支持率が低迷して与党・民主党が苦戦を強いられるなか、野党・共和党が上院の過半数を奪回するかどうかが注目される。
オバマ大統領は4日午後、コネティカット州のラジオ局とのインタビューで、上院議席の改選州の多くはもともと共和党の地盤に当たっていると指摘。州の顔ぶれは政権にとって、アイゼンハワー元大統領の時代以来で最悪だと述べた。
一方、前向きの発言で知られるバイデン副大統領は同州の別のラジオ局とのインタビューで、民主党敗北が濃厚とされるアラスカ州や接戦が伝えられるノースカロライナ、ニューハンプシャー両州で「勝利できる」と、強気の姿勢を示した。
この日はアラスカ州の一部で停電のため、懐中電灯を頼りに投票が行われたほか、メーン州では吹雪で非常事態宣言が出た。ジョージア州では、投票所のリストが掲載された州当局のウェブサイトがダウンした。コネティカット州では1カ所の投票所でトラブルの報告があり、投票時間の延長が検討された。
上院の現有議席は民主党55(2議席は無所属だが民主系)、共和党45。共和党が過半数を握るには、改選36議席のうち6議席以上を獲得する必要がある。