エボラ感染「高リスク」の米医療従事者が帰国、入院へ
(CNN) 米ネブラスカ州オマハのネブラスカ医療センターは、西アフリカ・シエラレオネでエボラ出血熱の患者と「高リスクの接触」があった米国人の医療従事者が、4日に帰国して同センターに収容されると発表した。
同センターの医師によると、患者はエボラウイルスに接触したものの症状はみられず、現時点で感染を拡大させる恐れもない。しかし念のため、センター内の「生物学的封じ込め」施設に収容して経過を監視するという。
患者はこれまでに帰国した米国人患者らと同様、現地から航空救急機で搬送された。
米国内で生物学的封じ込め施設のある病院は4カ所のみ。ネブラスカ医療センターの同施設では昨年9月以降、リベリアで感染した医師とカメラマンが治療を受けて回復したが、11月にはシエラレオネで重症に陥って運ばれた医師が死亡した。