米NYの警官銃撃、3人の男を拘束

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ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークのブロンクス区でニューヨーク市警(NYPD)の警官2人が銃で撃たれ負傷した事件で、捜査当局者は6日、銃撃犯とみられる男ら3人が拘束されたことを明らかにし、このうち2人の名前を公表した。

事件は5日夜に発生した。警察は同日、容疑者2人が現場近くから奪って逃走した車を発見。車内から銃を押収したものの、すでに容疑者らの姿はなかった。

警察は、現場にある中国料理店の防犯カメラがとらえていた映像を基に、1万2000ドル(約240万円)の賞金を懸けて銃撃犯の行方を追っていた。

事件の発端となったのは、午後10時半ごろに入った強盗事件の通報。これを受け、勤務を終えて帰宅しようとしていた私服の警官5人が出動した。NYPDによれば、警官らは防弾ベストを着用していなかった。

現場に到着した警官らは、通報された犯人の特徴と合致する2人組を発見。2人の警官が一方に近付くと、もう一方の男はいったん中国料理店へ入った後、銃を取り出して構えながら店から出てきた。これに対して警官らも発砲し、銃撃戦となった。警察によれば、容疑者の1人も銃弾を受けて負傷した可能性がある。

銃撃された警官2人は同区の病院に入院中。このうち1人(30)は背中と腕を撃たれて手術を受けた。容体は安定しているという。もう1人(38)は胸と腕を撃たれたが、こちらも容体は安定している。

デブラシオ・ニューヨーク市長は事件について「警官が直面する危険を示した新たな一例」との見方を示し、「命が助かってよかった」とも語った。

ニューヨークでは昨年、白人警官が黒人を死亡させ、不起訴となったことに対する抗議運動が激化。一部の警官らは、デブラシオ市長が抗議運動を支持することで警察への反感を助長したと非難している。

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