米ボストン、降雪量が過去最高に 再び交通機関まひ
(CNN) 相次ぐ暴風雪に見舞われている米東部マサチューセッツ州ボストンで、2月の降雪量が観測史上最高を記録した。同州東部は15日夜にかけて過去3週間で4度目となる暴風雪に見舞われ、沿岸の島などではハリケーン並みの暴風も予想されている。
米国立測候所の15日の発表によると、ボストンの2月の降雪量は計約115センチに達し、1872年に観測が始まって以来、月間の降雪としては最高を記録した。これまでの最高は2005年1月の約110センチだった。
この冬の降雪量も過去3番目に多い約226センチに達している。
マサチューセッツ湾交通局は、15日の地下鉄、バス、通勤列車、フェリーなどのサービスを終日運休することを決めた。暴風雪のために地下鉄が運休するのは今回が3度目。長距離列車のアムトラックも15日は6本が運休となる。
暴風雪の影響で視界は極めて悪く、車で出かけるのも不可能に近い状態。空の便も15日はボストンやニューヨークの空港を中心に1800便以上が欠航となった。
隣接するニューハンプシャー州では集合住宅の屋根が雪の重みで一部崩壊し、住民約30人が避難した。けが人は出ていないという。