米軍次世代ステルス爆撃機、年内に軍需大手指名へ
ノースロップ・グラマンは今年のスーパーボウルで放映したCMに、同機の構造設計図を登場させた。同社広報はこれについて、「顧客から建造を受注する可能性がある未来の航空機を表したもの」と説明している。
デプテュラ氏は一般論として、LARS―Bは長距離性能や大型の積載性能を備え、耐久性が高く、進化したセンサーや兵器の技術に対応できなければならないと指摘した。
空軍は2016年の予算で研究開発やテスト費用として170億ドル(約2兆円)を要求。中でもLARS―Bプロジェクトには最も高額な予算を計上する。オバマ大統領が提案した国防総省予算5340億ドルのうち、空軍は同計画のために12億ドルを要求している。
国防総省が2011年から行ってきた説明によれば、LARS―Bのコストは1機あたり5億5000万ドル(約670億円)、100機で550億ドル(約6兆7000億円)を見込む。しかし実際のコストはこれを上回るとの見方もある。