米国民8割、ISISは自国に「深刻な脅威」
ワシントン(CNN) 米国民の8割がイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は自国にとって深刻な脅威と受け止め、この比率は昨年9月以降、増加基調を維持していることが最新の世論調査結果で21日までにわかった。
重大な脅威でないとしたのは6%で、多少は脅威との認識は14%だった。調査はCNNと世論調査機関ORCが共同実施した。
ISISに対する米国民の不安の増大は、同組織が世界各地で残忍な犯行を続け、懸念をさらに高めていることを反映した結果とみられる。最近ではチュニジアの首都チュニスで博物館襲撃テロが発生、ISISは関与を認めていた。
今回の調査結果によると、79%は程度の差こそあれ、ISIS掃討作戦は中東地域との枠組みを超えた戦争に発展するとの懸念を抱いていた。この比率は昨年9月時点で65%だった。
ISISを駆逐する米軍戦略を信頼するとしたのは56%で、昨年9月の61%から後退した。米軍戦略の成功を大きく信じていない、もしくは少しも信じていないとしたのは43%だった。
今回調査は3月13~15日の間、米国人の成人1009人を対象に電話で実施した。