うれしい悩み? 米名門大13校に合格、NYの17歳
大学では神経生物学か化学を専攻し、神経外科医を目指したいという。その夢の背景には、イケさんが11歳の時にアルツハイマー病と診断された祖母の存在がある。米インテル社が主催する今年の科学コンテストでは、不飽和脂肪酸がアルツハイマー病の進行を抑える仕組みの研究で準決勝まで進んだ。
研究のほかにも教会の聖歌隊や模擬国連部などで活躍し、人気投票で高校のキングに選ばれた。米国史の上級クラスを含め、成績はもちろんトップクラスだ。高校の校長は「これほど謙虚な人物には会ったことがない」と話す。
進学先は未定だが、CNNMoneyとのインタビューでは「エール大学に傾いている」と話した。「模擬国連」の大会で訪れたことがあり、情熱あふれる雰囲気が気に入った。知り合った学生たちとその後も親交を深め、受験についてアドバイスを受けたという。
その恩返しにと、高校の後輩たちの進路相談に乗り、名門大学への合格を後押しするプロジェクトも立ち上げた。
高校生たちへのアドバイスを尋ねると、「両親がいつも言っていたように、成功の秘訣(ひけつ)は不屈の決意です」という答えが返ってきた。