うれしい悩み? 米名門大13校に合格、NYの17歳
ニューヨーク(CNNMoney) 米ニューヨーク郊外ロングアイランドの男子高校生がこの春、米北東部の名門私立大学8校(通称アイビー・リーグ)を含む志望校すべてに合格した。今後、各大学を見学したうえで進学先を決めるという。
ハロルド・イケさん(17)はアイビー・リーグのほか、マサチューセッツ工科大学(MIT)やジョンズ・ホプキンス大学など13校に出願し、全校から合格通知を受け取った。
イケさんはナイジェリア出身。8歳の時、家族とともに渡米した。大学入試の小論文では、新たな環境になじめず、米国史の授業にまったくついて行けなかったことなど、当時の苦労をつづった。
それなりに快適だったナイジェリアでの暮らしを捨てて、なぜ引っ越さなければならなかったのか――。繰り返し尋ねるイケさんに、両親は「米国には教育の機会をはじめ、たくさんのチャンスがあるから」と答えたという。
イケさんの通う高校は、アフリカ系など少数派の生徒が99%を占める。卒業生代表を務めるイケさんは、「この成果は両親や学校、地域社会のおかげ」と強調する。