米大統領、キューバのテロ支援国家指定解除を議会に通告
米政府は東西冷戦下の1982年、キューバが中南米各国で反米ゲリラなどに加担しているとしてテロ支援国家に指定した。オバマ大統領が昨年12月にキューバとの国交正常化に乗り出すと表明したのに対し、キューバ当局者らは指定解除を強く求めていた。
米国務省は先週、オバマ大統領に解除を勧告していた。ケリー国務長官は大統領の決断を受け、「82年から状況は変化した」との声明を出した。
オバマ大統領は11日、訪問先のパナマでキューバのラウル・カストロ国家評議会議長と約1時間にわたり会談。両国の首脳会談は59年のキューバ革命以来、初めての機会となった。